社長の気持ちブログ

2018.07.05

コラムより

 

 30代の頃アメリカによく行った。

日本からの飛行機の席は「進行方向左側」ウインドウサイドをいつも選択する。成田から11時間、機内アナウンスで時差ボケ脳を叩き起こされボーとしながら外の景色を眺めると赤い大地が目に飛び込んでくる。

西海岸の山は赤いのだ。

海の青さと対比した大地の赤さは旅人に異国に来たのだと感じさせてくれる、見慣れない風景

仕事の合間に大陸の雄大さを感じるため私は砂漠に向けてクルマを走らせる。昼間の地面はなんとなくオレンジ、それが夕日に染まるとその赤はさらに強烈になる。その赤い光に包まれて時間を忘れ佇んでいる それが至福の時。

歳をとったらまた訪れる 人生のターニングポイント。様々な経験をし、たくさんのものを見た、そして様々な人たちとの交流 それが今の私を形成したのかもしれない。おかげで自分が何者か、何をすべきかを考え、少しずつ実行できるようになっている。

大きな幸せを感じる分だけ、その人は大きな苦労(経験と言い換えてもいいかもしれない)を背負っている。大きな幸せを感じたいのなら大いなる苦労をいとわず挑戦すること。様々な経験の中から自分だけが感じられる幸せを探し求めて。

思い切り生きる。幸せと同じ分だけ努力する。それでいいのだと私は思う。

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