スタッフブログ
2014.07.10
キャンピングカーと車中泊車
6年前のちょうど今頃、仲間3人とカナダのバンクーバー空港でミニバンを借りて
1ヶ月半をかけ、アメリカ西海岸沿いを南下しながらキャンプ場を転々とし
シアトル、ポートランド、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴを通り
メキシコのティファナまで行くと折り返し、またバンクーバーまで戻り帰国するという旅をしたことがあります。
そこで見たキャンピングカーというものは日本のそれとは大きく異なり
まさにモーターホーム = 動く家という感覚でした。
国土の広いアメリカでは
道路や駐車スペースの広さが日本とは比べ物にならないくらい大きく
隣町まで行くのに数時間かかったり砂漠地帯に敷かれた道路を突っ切ったり
延々と続く岩山を切り裂いた道路をひたすら走ったりと
「ちょっとした旅行」がとてつもないスケールになるのです。
車の中で何泊もしたり、万が一のトラブルに備えて食材や水は沢山積んでおく必要があり
それらを置いておくスペースに、しっかりと調理のできる設備や
トイレにシャワールームも必要で必然的に大きなものになってしまいます。
キャンプ場で見かけたキャンピングカーの中には
キャンピングカーの周りに植木鉢が並んでいて手入れがなされ庭のようになっていたので
持ち主に話を聞くと、「ここが気に入り10年くらいここのキャンプ場に住んでいる」
とおっしゃっていた。
町への普段の買い物やちょっとした観光は隣に停めてあったピックアップトラックで行くとのこと
長期の旅行へ行く時はそのトラックにキャンピングカーを連結させて移動するそう。
いわゆるフィフスホイール型のキャンピングトレーラーでした。
他にもクラスAと呼ばれる観光バスほどの大きさの自走式キャンピングカーのオーナーは
キャンピングカーの後ろにセダンを連結させ長距離移動をして
ステイ先からの移動は後ろのセダンで移動するといった使い方をするそう。
最近のものではキャンピングカーに普通車を収納するガレージが備わっているものもあるようです。
道路事情や駐車場のことを考えると日本では所有するのがなかなか難しい大型のキャンピングカー。
また、少し走ればコンビニや道の駅、高速道路にはパーキングエリアやサービスエリアがあり
郷土料理をいただけたり入浴施設も併設されていたりRVパークの普及に伴い
キャンピングカーが気軽に利用しやすい施設が増えてきました。
従って日本で普及しているものはモーターホームというよりは
トヨタのハイエースやニッサンのキャラバンに代表される箱型ワゴンの
後ろの部分を改造するキャンピングカー = バンコンが多いようです。
スーパーへの買い出しや子供の送り迎えのような普段使いから
仕事で出張の時は宿のことを気にせず移動ができて、休みの日のキャンプまでこなせるサイズで
車内での本格調理はせず歯磨きや手洗いができる程度の水道設備があって
横になりTVを見ながら飲む為のビールやお土産を冷やしておける冷蔵庫があれば十分
そして価格はお手頃というものが最近のニーズのようです。
例えば当社ラインナップの代表的なモデルにリラックスワゴンがあります。
リラックスワゴンの特徴は10人乗り3ナンバーワゴン車登録のできる車中泊車です。
8ナンバーだとキャンピングカー・3ナンバーだと車中泊車
同じようなレイアウトでもナンバーの区分によって呼び方が変わるようです。
しかし車中泊車だからといって装備が不十分というわけではなく
リラックスワゴンの場合、タイプによっては流し台が取り付けられたり
冷蔵庫や電子レンジを搭載することができて
キャンピングカーと何ら変わらない使い方が出来るのが特徴です。
そんな中、先日トヨタのマイクロバス・コースターをベースにした
いわゆるバスコンというカテゴリーの当社オリジナルキャンピングカーBLUE MOONが納車になりました。
コースターは比較的小回りが効き、大きすぎない車体がキャンピングカーのベースとしては人気があり
バンコンに比べると居住スペースは遥かに広く、クローゼットやトイレ、大きなシンクにツインコンロなど
本格的な装備が搭載できます。
週末のキャンプだけでなくゆっくりと北海道や日本全国を周りたいという方には絶大な人気の車種でもあります。
コンパクトキャンパーやリラックスワゴンからのステップアップとして
BLUE MOONをご検討いただいてはいかがでしょうか
↓写真はギャラリーページにてご覧頂けます。
http://car-taka.com/cargallery/album/36/
※詳細ページは近日公開予定。